2024/12/7.8 上映会開催
「映画祭に出品したものの、落選して音沙汰なく終わってしまった。」
「せっかく出品したのに、感想やフィードバックをもらうことができなかった。」
これは多くの映画祭に共通する問題であり、その規模が大きくなればなるほどこのような作品は増えてしまいます。
普通なら競争の中で日の目を浴びることなく終わってしまう、そんな作品にもスポットライトを当てたい。
こうした思いが原動力となり、本映画祭は生ま れました。スポットライト映画祭に出品していただいたすべての作品は、運営主体である京都の学生が鑑賞し、感想とフィードバックをお返しします。
フィードバックを通じて自主映画制作活動がより良いものになるとともに、本映画祭が京都をはじめ自主映画に携わる学生・一般の人々の交流の場となることを願って運営してまいります。
運営スタッフによる審査
運営委員スタッフが作品を鑑賞し、審査します。
応募規定に反さない限り、全作品にフィードバックをお送りいたします。
11月初旬、一次審査を突破した作品は公式Xとホームページで発表した上で、応募者にはメールにて結果をお知らせします。
上映イベントでの審査
一次審査を突破された作品を上映イベントにて上映し、その中で審査いたします。
観客と審査員それぞれの評価によって受賞者を決定いたします。
7月29日: 作品募集開始
8月25日: 総合部門・一次募集締め切り
9月22日: 総合部門・二次募集締め切り
10月20日: 京都学生部門募集締め切り
11月初週~:一次審査突破作品公開
12月7,8日: 上映会開催
監督:竹田康乃 「天国、行ってみない?」 罪悪感から少女の手は血で染まっている。いつまでも続くように感じた、夏の長い一日。
監督:坂口拓也 無気力な日々を送る青年・高崎は夢遊病の女の子・まりと暮らしている。 高崎が夜勤から帰 ってくると、机の上にはまりが夜中に徘徊して拾ってきた石などがしばしば置かれている。 まりを愛していた過去が頭の片隅にありながらも今ではその存在をどこか疎ましく思ってしまっている高崎と、 高崎に愛されているのか不安で大きな孤独を抱えてしまうまり。二人が辿り着く先にあるのは光か闇か。
監督:八木橋ゆり 深夜ラジオの電話相談。少女と中年ラジオパーソナリティの電話越しの恋愛相談が始まる。 一見よくある恋バナは、番組の進行とともに「よくある話」ではなくなっていく。
監督:かかし コロナ禍のアニメーション研究会。 時が経つ毎に、徐々に1人、また1人と居なくなっていく部員たち。 そして、残されたのはたった2人の部員。 そんなある日、部活がなくなるかもしれないという可能性が突きつけられ‥。 実際にコロナ禍に部がつぶれかけた時の、大学を舞台に部について描かれた、半ノンフィクションのアニメーション作品。
監督:西野波音 離婚届を書いた珠と樹の夫婦。ある日、二人は互いの“好きな人”を招いて食事会を開く。修羅場になるかと思いきや、和やかに食事は終わる。残すはコーヒータイムだけだったが、1人の本音がこぼれ落ちてしまい……。
監督:泉原航一 常に変わりゆく世の中で、自分にとって大切なものは何だろうか。 夢か、愛か、友か、家族か、故郷か。とても身近で、そして大切なものにしばしば人は気づくことができない。そんな人々の葛藤と少しの成長を、故郷の美しい景色と共に描く。正しさというものが分からなくなる今日だが、自分にとっての答えが見つかればいい。と穏やかに心に届く、チルムービー。
監督:貴田明日香 小学六年生の桃子は、家庭教師である市原から受ける性的暴力に苦しみながらも、誰にも言えずにいた。 学校では飼育係としてうさぎの世話をしている桃子。桃子は非力なうさぎに自分の姿を重ねていた。 そんなうさぎがストレスにより死んでしまう。その姿を見た桃子は、自分の気持ちを母親に話そうと決める。 しかし帰宅すると待っていたのは母親ではなく、市原だった。
監督:三浦賢太郎 女子会の準備に泪が来ないことに瞳が不満を漏らすと、泪は目の前にいると愛が告げる。 愛に取り残され、見えない泪と二人きりになった瞳は、襲われるのではないかと、不安に駆られだす。
監督:杉咲佳穂 昔売れていた亡き父のようなプロミュージシャンになりたい祐一。しかしオーディションに落ちまくる毎日。 根性無しで、凹むとすぐに死のうとしたりしなかったり。そんな勇気も無いまましょっちゅう自殺するフリをしている。 フリでもいつか間違って成功してしまうかもしれないと心配していた母は、危ない時を乗り越える方法を伝える。
監督:高上雄太 前番組の失態から、新しい番組に配属された新人ポンコツAD内藤優太。 そこで、彼は強面の担当ディレクターである林了と出会うのだが…。 地方者同士の共感性をテーマにしながら、社会に馴染めないがらも純粋に好きな物に打ち込む者の力強さを前向きに描きました。
監督:坂厚人 ある日の夜、ずぶ濡れの少女ノコを公園で見かけ、ほっておけなかった65歳の洋子は自分の家に招き入れることにした。 なんとなく、それ以降もノコとご飯を一緒に食べたり、過ごしていた。 ノコと洋子の少しの日常とその思い出がノコに取って大切かが分かるヒューマンドラマです。
監督:梅田航輝 特徴的な形をしているこの橋で感じたことを、そのまま映像にしました。 この橋の形の意味、そこで展開するストーリーの意味、この機材(個人所有のコンパクトデジタルカメラ)を使う意味を考えて、 そこから生まれる物語を純粋に記録しよう、という実験です。 その結果、 ・川の両岸から歩く二人の画面から構成されること ・15分ノーカットであること ・「運命のようなもの」がテーマであること ・周りから聞こえてくる「音」が重要であること などが決められていきました。
監督:鈴木剛志 移動中の車中でショウゴに父が話をする。 なんと12年ぶりに家を出た母が戻ってくるらしい。 話を聞いて困惑するショウゴ。 だが、不安の先にある仄かな期待。そして疑念。 「どうして母は帰ってきたのか」 成り行きの為、好奇心の為、疑問の払拭の為、ショウゴは母の待つマンションへと向かった。
監督:山口智誠 会社員の飯田早苗(演・向里祐香)は、仕事が上手くいっていない様子。仕事が手につかず会社から少し離れた公園で母親と電話をしていると、傷だらけのおじさん辰巳エンジ(演・浅見紘至)が今にも倒れそうな感じでやってくる。驚きつつも心配をしておじさんに声をかける早苗だが…。
監督:森本悠平 いつもは決して怒らない妻。しかし今朝は様子がおかしい。身に覚えはないが、「怒ってる?」と聞いてみた。 「怒ってないよ」と返ってきた、、、。
監督:園田真子 映画の脚本家を目指す光。自分にはこの道しかないと突き進んで来たが、ある事件をきっかけに映画を愛せなくなってしまう。 彼女の身に一体何が起こったのか?
監督:藍沢晃多 短編映画「心残り」は、“双子”を同一人物としてキャスティングした、今までに類のない作品であります。現在の自分とパラレルワールドの自分を、CGでもなく一人二役でもく、“双子”が演じることで不思議な物語が進行していく恋愛コメディー。 本作品は俳優として活動している藍沢晃多が監督を務め、資金調達・脚本・制作・キャストを自ら行い制作したものになります。
監督:小野光洋 かすみは優柔不断な女。恋人とのデートでもなにかと優柔不断で、短気な彼をイライラさせてばかりだった。 ある日、大阪から実父が上京してくる。かすみは幼少時から父と離れて東京で育った。生粋の大阪人である父は、とかくノリが、かすみとは違うのだった。 そんな父が、パートナーと気まずくなった時の“奥の手”を、かすみに伝授してくれる。
監督:ガクカワサキ 変わり者の発明家である米蔵は、米寿を目前に亡くなってしまった。 その孫兄弟であるキョウヘイとキッペイは、変わり者の祖父を懐かしみながら、 彼の宝物ともいえる『発明品』を整理していると… 棺桶の中の祖父と弟キッペイの中身が入れ替わった!! 蘇った祖父に喜ぶのも束の間!『発明品』が壊れてしまい、元に戻せなくなった!? このままじゃ…弟が火葬されちゃう!? 遺体と孫の異色系入れ替わりを通してつなぐ家族の絆を、『本物の家族』が描いた 驚異のハートフルコメディ映画がここに誕生!!
監督:新庄凜々子 私たちの存在はどこにあるのだろうか ——— 良くも悪くもそれは、人々の記憶の中にあるのではないだろうか。 果たして、貴方の記憶の中の“誰か”は“真実の姿”なのだろうか。 本来のその“誰か”の生き方を想像したことはありますか? 人々の記憶、理想、恐怖によって生み出された都市伝説・口裂け女の姿を借りて、人々の存在について学生たちが問いかける、ラブストーリー。